
フットワークはシャドーボクシングだけでは上手くならないです。
フットワークで相手のサイドとか、距離を外したりして有利に試合運びをしたいですよね。
そのフットワークのトレーニングに是非取り入れてほしいラダートレーニングを紹介します。
僕はボクシング歴14年でプロライセンスを取得し、一般会員さんにも教えるトレーナー的なこともしております。
フットワークの上達に役立つ情報を記事にしましたので、お役に立てればと思います。
まずは、理論的なことを頭に入れておいてトレーニングすると効果が倍増しますので、関連記事をご覧ください。
関連記事: ボクシングのフットワークの重要性!これを学ぶと相手より有利に戦えますよ。
フットワークが上手いかどうかで、攻防の能力がトータルに変わってくるほど重要です。
フットワークを鍛えるトレーニング方法はたくさんありますが、今回はあまりジムでも取り入れているところも少ないですが、効果が高い方法をご紹介します。
スペースを取りますので当然ですね。しかし、自分で覚えて、広いところで手軽に練習できることも魅力的です。
それはラダー・トレーニングです。
目次
ラダートレーニングは手軽にフットワークを強化に最適
ラダートレーニングはスポーツ界では有名ですが、知らない方のために簡単に説明します。
ラダー・トレーニングとは?
英語で「radder」、つまりはしごという意味です。
そのはしごを使ったトレーニングです。
そのままですね。笑 はしごといっても、一般的にコーナンで売っているような、アルミ製のはしごでトレーニングすると、引っかかってこけて、絶対ケガするのでやめましょう。
陸上、野球、サッカーなどの瞬発力、機敏な動きが必要な競技に主に取り入れられています。
トレーニンググッズでラダー・トレーニング専用のものがたくさん出ているのでそれを使うようにしましょう。
壁掛けはしごのようなものですね。

次はラダートレーニングの効果を説明します。
ラダートレーニングの効果
ラダートレーニングは、敏捷性や身体を素早くコントロールできる能力を養うことに効果があります。
また複雑な動きを素早くこなすことで、筋肉、神経系にも刺激を与えることができます。
ロードワーク、ダッシュなどのトレーニングは基本前の動きですので、ボクシングのような前後左右に機敏に動く能力を鍛えるためにはラダートレーニングが効果的です。
シャドーで前後左右の動きのトレーニングは当然すると思いますが、ラダーは枠があるのでその中や外に体を動かすという練習が効果があります。
実際にラダートレーニングをやってみると、思ったより足が遠くて枠に入れられなかったなど失敗することが実感できます。
これは体重移動、体のバランス能力を養うことにも効果的なトレーニング方法です。
また、他に動作の切り替えが素早くなり、リズム、テンポも良くなるというメリットがあります。
当然すばしっこさも上がります。
ロマチェンコのトレーニング動画でもラダートレーニングは取り入れていて、複雑なステップを高速で行っています。
それであの高速ステップ、フットワークが出来るようになる要因の一つかもしれません。


それでは、実際に基本的なトレーニング方法の一部をご紹介します。
ラダートレーニングの基本トレーニング7選
クイックラン(1ステップ)
1マスに足を1回素早く入れてゴールを目指す
クイックラン(2ステップ)
1マスに足を2回素早く入れて走る
ラテラルラン
1マスに足を2回素早く入れ横向きで走る
クロスカントリー
片足はラダー内、もう片足はラダー外に出し、両足ジャンプし交互に入れ替え素早く横向きに走る
ストラドルジャンプ
ラダーの右外→左外に両足跳びで1マスずつ素早く飛ぶ(どっち側跳んでも片足はラダー内に入れる。例えば、右跳びの場合、右足はラダーの外で、左足はラダーのマスの中に。)
バックスラロームジャンプ
上記のストラドルジャンプは前向き走行であるのに対し、このバックスラロームジャンプは後ろ向きに同じ跳び方をする。
開閉ジャンプ
両足マスの中 → 両足マスの外 と素早く交互に飛ぶ。
まだ種類もたくさんありますが、まずは基本的なトレーニング方法をご紹介しました。
まとめ
ラダートレーニングはフットワーク、瞬発力の強化に効果を発揮することがお分かりになられたと思います。
トレーニングメニューも数多く紹介しましたが、一度のトレーニングで2~3種目ほど選んで
集中して高速で行う方がメリットが大きいです。なぜなら、全部の種目をルーティンワークみたいにすると、練習効果が半減します。
集中して、どれだけ早くかつ正確にやるほうが良いそうです。