大晦日にスーパーフライ級の日本人対決でボクシングが盛り上がりましたね。
チャンピオン:4階級制覇の井岡一翔
VS
挑戦者:3階級制覇の田中恒成
の実力者勝負ですね。
井岡一翔より田中恒成が有利という声が多かった
世間の予想では勢いのある田中が有利という声が多かったように思います。(約6割)
田中恒成の戦績は3階級制覇も最速で達成し、
以前ロマチェンコと並ぶ快挙で取り上げられていたほどなので有望株でしたね。
PFP(パウンドフォーパウンド)でも10位以内にも入っていたこともあります。
そういうこともあり、田中恒成選手の勢いもあり井岡一翔をKOするのではという予想が
多かったです。
僕も田中が勝つと予想してました。
井岡のボクシングテクニックが地味に高度である
井岡はアマチュア上がりで、バランスの取れたボクシングテクニックを持っていて、
教科書のようなボクシングと言われてきました。
逆に高度なテクニックであるが、観ている側では派手ではなくつまらなく感じる人も
いう声もありました。パンチのモーションも少なく地味に見えるのは確かです。
しかし、ボクシングが強くなりたい人は井岡のボクシングを参考にすることはとてもいいことだと思います。
あの井上尚弥の父でありトレーナーの慎吾氏も、お手本にするなら井岡のボクシングであると
言うくらいです。
モーションが大きく、相手に派手なパンチがヒットすると見栄えはグッドですが、実際に相手に当てるダメージと関係ない、スキができる等デメリットも大きくなります。
井岡のような地味に見えるパンチは隙もなく最短で相手にダメージを与える理想なボクシングテクニックと言えますよね。
田中恒成の弱点やスキを突いた
田中恒成もアマチュア上がりで当然全てにおいてテクニックも高いです。
ガードも低いと言われてますが、今までの相手は、あまりもらうまでもなく自分のスピーディな
パンチの連打で反撃も許さないスタイルでキャンパスに沈めていきました。
しかし、今回の相手は4階級制覇した実力者の井岡。
相手のパンチラッシュの中の絶妙なタイミングでジャブを突いたり、右ガードは必ず右ほほに
つけながら紙一重的でサイドに動いたりと。見るたびに高度なディフェンス技術も駆使していることが分かります。
しかしパッと見では分かりずらいので地味な印象に見えるでしょう。
こういう技術をボクシングファンの方も参考にしていただいて、ジムのスパーで試してみると
発見があると思います。
ボクシングは予想を裏切るから面白い
YouTubeで試合前予想動画みてても、元チャンピオン達の予想は割れていてどちらが勝ってもおかしくない
試合と言ってました。元
チャンピオンでも予想は当たらないですね。
結果は井岡一翔が差をつけて勝利しました。しかも合計3回もダウンを奪って。
判定で僅差でどちらか勝つという結果は望んでないだけに、気持ちよくKOということで
満足なボクシングの試合が観れました。
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