ボクシングのスパーリングで

そういった疑問を解決する記事になります。
僕はプロボクサーで一般の方にどう教えたらボクシング技術が上がるなど日々研究しています。
また教えながら、自分の技術も磨くことを楽しみにしていて、歳を重ねていっても徐々に強くなっていると実感しています。
ボクシング初心者でよく悩む、ガードが下がってパンチをもらってしまうという悩みにフォーカスしてその解決策を記事にしました。
ディフェンスは重要なので他にもためになる記事を書いてますのでご参考ください。
関連記事: ボクシングのトレーニングメニュー ディフェンス技術はエンドレス反復
関連記事: ボクシングのトレーニングメニュー 危険なディフェンス 体勢 ポジション対策
ボクシングでやはりパンチをもらわないということに越したことないので重要視してます。
僕はディフェンスが堅いと定評がありますので、参考になる部分は多いと思います。
自分で言うなって 笑
目次
ガードが下がる原因を考える
まずガードが下がるには原因があります。
ファイティングポーズで常にガードが低い
シャドー、サンドバック、ミット等は実際パンチを打たれることがないので、ガードを低く構えるクセが染みついている。
そして、実践のマスボクシング、スパーリングをすると、おもしろいほどパンチをもらってしまうパターン。
低いガードが基本のため、すぐに修正が効かない。
よくある悪い構えで、脇が開いている、拳が肩くらいの位置、アゴが上がっているなどが挙げられます。
スキが多いので、相手からしたら打ったら当たるというラッキーな感じ。
ガードを上げる練習不足
ボクシングはパンチを打つときも、ガードするときも常に手を上にあげる必要があるので、当然しんどいです。
ボクシングに限らず、ただ手を長い間上げておくだけで疲れますから。
これを克服するために、シャドー、サンドバック、ミット時のガードが下がっていないかを常に自分で自分を監視する必要あり。
パンチ打つとき下がる、打った後下がる、コンビネーション時ノーガードなど、自分では気づきにくいクセがたくさんみつかるでしょう。
ガードに力が入りすぎ
基本の構えで肩、体全体に力が入りすぎるとすぐ疲れてガードが下がります。
また攻撃面でも力が入りすぎることは、マイナスしかないので、緊張時にもリラックスするトレーニングを積みましょう。
スタミナ切れでガードが下がる
まだ慣れないスパーリングでは、後半になるとバテてしまい、意識してもガードが上がらないです。
バテるとアゴも上がりがちで大変危険です。
ガードの技術力を上げる効果的なトレーニング
ガードに自信がある筆者が行っているトレーニングを紹介したいと思います。
大半が基本ですが、それが出来ていないため、パンチをもらいます。
この基本を反復練習をしましょう。
シャドー・サンドバック、ミットで自分の拳の位置を常に高く保つ
先ほども述べましたが、このパンチを打たれないトレーニング時に常にガードを意識することがポイントです。
腕がパンパンになったところでひたすら耐えることが必要です。
これを耐えると、徐々にガードを上げている時間が上がります。
脇をしめる
この脇をしめるというディフェンスのメリットに気づきにくいですが、大きい効果があります。
この脇をしめると、パンチを腕にもらっても、耐えやすいです。逆に開いていると、体中央のヒットできる面積も広くなりますし、体の構造上、パンチを受けるとガードを打ち破られる可能性があがります。
しっかりガードしていても、相手のガードをこじ開けて急所へパンチをヒットさせる技もありますので、注意してください。
たとえば、アッパーで相手のアゴを上げさせてからのストレート等。
がっちりガードでもさすがにパンチが強ければ、もらうので、ブロッキングやバックステップなど他のガード技術も使えるようにするとグッドです。
パンチを常に見る
最初の頃はパンチが怖くて見ることが難しいですが、常にパンチを見ることが必要です。
両手を額にあげるガードで安心と思っていても、いつ来るか分からないパンチを不意にもらうと
ガードごしに頭部にダメージが伝わります。
パンチを見て当たる瞬間にガードで耐えるというイメージが大切です。
相手のパンチを受ける瞬間、こちらの腕も瞬発的に力をいれ前に出すということが大切です。
両手ガードのスキマから相手のパンチを見ましょう。
相手のパンチが当たらない位置ではガードをさげる【使用注意】
これは、すこし裏技的なテクニックです。今まで説明したしっかりガードを上げられるようになってから使うようにしてください。
これは、相手にバレないように休憩もできるテクニックです。
相手との距離感をつかんだら、相手のパンチがどの辺から届かないなど分かるようになります。
関連記事: ボクシングで相手との距離感をつかむと圧倒的有利になる技術
ですので、その相手と安全な距離を保っていれば、ノーガードでもパンチは当たりません。
そのときに、手を下げて体を休ませます。
もし休んでるのがバレて急に距離を詰めてきたら、カウンターを狙っている風を醸し出すと
相手は警戒して手を出してこない選手も出てくるでしょう。
また、フリッカージャブのL字ガードスタイルでも、両手は下げてるので、手を休ませることができます。
フロイド・メイウェザーが得意なスタイルです。
僕もコンビネーション打ちすぎで手が疲れたときにL字ガードスタイルに変えてます。
関連記事: フリッカージャブで相手を翻弄させる打ち方のコツ【見えないパンチ】
まとめ
ガードが下がらなくするには、日々の意識を中心としたトレーニングが必要なため、すぐに技術が向上しません。
しかし、ボクシング技術では攻撃よりおろそかにしがちなガード技術ですので、攻撃よりも多く練習する気持ちで行うと、スパーリングでもパンチをもらわないという自信で、やりやすくなることは間違いないです。
「ガードが低くてパンチをもらってしまう」
「スタミナ切れになるとすぐにガードが下がる」
「ガードしてもダメージがある」