井上尚弥選手がSNSで発表した内容によると、ドネア選手との激闘で眼窩底(がんかてい)骨折・鼻骨骨折をしたとのこと。
歴史的な名勝負でその代償は大きかったですね。
皆さんこの負傷で心配されますが、程度は深刻ではないそうなので一安心ですね。
あまりこの負傷を知らない人のために、簡単な解説と、実際ボクシングでスパーリングをされている人でも起こりうるケガのためできるだけならないように対策等も記事にしたいと思います。
目次
眼窩底(がんかてい)骨折
眼窩底(がんかてい)とは?
目の付近の下の方の骨のことであり、非常に薄い骨のためデリケートである。
眼窩底(がんかてい)骨折とは?
上記の薄い骨のため、眼球の外からの強い衝撃が加わると、圧力が高くなって、眼窩底が骨折する症状である。
ボクシング以外のスポーツや交通事故でも眼窩底(がんかてい)骨折する
非常にデリケートな骨のため、ボクシングの打撃以外のスポーツ、レスリング、転倒、交通事故などの衝撃でも起こることがあります。
眼窩底(がんかてい)骨折の症状は
・目の上下運動ができない
・物が二重に見える
という症状が起きます。
井上尚弥選手も右目カットだけで、問題ないと言っていましたが、
試合中の
「ドネアが2重に見える」
というコメントで、眼窩底(がんかてい)骨折確定だろうと思った人も多いと思います。
ドネアもリゴンドーの試合で、田中恒成も眼窩底(がんかてい)骨折
ボクシングでは、ドネアも、最近有名な選手では田中も眼窩底(がんかてい)骨折をしています。
それくらい多いケガです。
眼窩底(がんかてい)骨折は自然治療、手術の2パターン
今回の井上尚弥選手は自然治療で治ると言われているので、程度はそこまでひどくないとのこと。
自然治療で治らない場合は、手術が必要と言われていますから。
鼻骨骨折とは?
文字の通り、鼻の骨が折れることです。
尚弥も鼻血が出ていたのは見えてましたが、まさか鼻の骨が折れているとは驚きでした。
どうりでドネアも
「あれだけ私のパンチを受けて耐えたものはいない」
と言っていた意味がようやく分かりました。
それだけ、尚弥はダメージをもらっていたのですね。
ボクシングはやはりケガのリスクがありますので、出来るだけケガをしないように注意したいですね。他のケガの関連記事を載せておきますのでご参考ください。
関連記事 : ボクシングのトレーニングでケガをしないように【ボクサー骨折対策】
関連記事: 拳を痛める(ケガ)とボクシングのトレーニングに支障が【予防する方法】
鼻骨骨折の原因は?
鼻に強いパンチをもらい、その衝撃で折れてしまうことが多いです。
スパーリングでヘッドギアを着けていても折れたりしますので、注意が必要です。
鼻骨骨折をほったらかしにしていると・・・
大量に出血の症状だけでなく、鼻が曲がったり、少しへこんだりすることがあります。
ほったらかしにしていると、そのままの位置で鼻が固定され、鼻が曲がったり、低くなったりして
顔の印象も大きく変わる場合があります。
折れたら病院に行って元の位置に戻してもらう方がいいと思います。
ボクシングで眼窩底(がんかてい)骨折・鼻骨骨折にならないようにする対策
パンチをもらわないようにすること
答えはシンプルですが、パンチを出来るだけもらわないようにすることです。
これが一番難しいですが、ディフェンスの技術を向上するしかないです。
パンチの受け方の技術を身につける
相手が強すぎるとパンチをもらってしまいますが、受け方や少しの注意することでリスクは下げることができます。
普段からアゴを引け、ガード上げろということが大事なんですね。
パンチのガードを上げているだけでストレート系のパンチの被弾数は下げれます。
目と鼻に正面からパンチを受けないようにすることが大切です。
関連記事 : ボクシングでガードが下がらないようにするコツ【得意な筆者が解説】
関連記事 : ボクシングのトレーニングメニュー 危険なディフェンス 体勢 ポジション対策
僕も初心者時代にストレート系のパンチをまともに左目にもらって折れる寸前までいった経験があります。
それが怖くて、ガードを練習しまくったおかげで、
外傷は少ない方です。
是非僕の技術を参考にしてもらって、このようなボクシングの眼窩底(がんかてい)骨折・鼻骨折しないように安全にボクシングをしてもらいたいと思います。
ボクシングの眼窩底(がんかてい)骨折・鼻骨骨折のリスクをさげるヘッドギア
このような顔面骨折は試合だけでなくスパーリングでもよく起こります。
ボクシングジムでのスパーリング時は、プロでもヘッドギアを着けることが一般的ですが、
それでも起こります。
ですが、外傷を防ぐ効果が高いヘッドギアもありますので、ケガが不安な方は
マイヘッドギアの購入を検討されてもいいと思います。
おすすめはやっぱりウィニング製のヘッドギア
ボクシングといえばウイニングですね。これは着けてみても分かりますが、作りが他の製品と全然違うほどしっかりしています。
その分値段もめちゃくちゃ高いです。
メリットは、外傷を最大限に防いでくれます。
デメリットは、このフルフェイス全般に言えますが、視界が狭くなるため
死角が大きくなる。パンチの衝撃も結構防いでくれるため、パンチをもらうことが怖くなくなったりします。
痛くなくても、パンチへの反応をしっかりしてディフェンスするようにしましょう。
後、ボディパンチも見えにくくなるため、注意が必要です。
これは死角からもらうと悶絶してしまいます 笑
次におすすめは
次もウイニング製でスパーリングでよく使用されていて安心です。
値段もフルフェイスに比べて価格差がありますので、ご自身の予算に合わせてもらったらいいと思います。
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