プロテストに興味があるけれど、どれくらいのレベルになれば合格でき、プロの舞台に立つことができるのだろうかということを想像することは難しいと思います。
現時点でジムに通っていて、プロボクサーに聞いても、人によって意見がバラバラになってしまいがちです。
プロ2戦のC級の人、世界を目指しているランカー選手などでも、レベルが天と地の差があり、
意見がバラバラになることは仕方ないと思います。
センスある人からしたらプロテストは、ただの通過点と思っている人も多いと思います。
僕を含めて一般人が、プロボクサーになるレベルをイメージしやすいように、記事を書きました。
例えば、プロテストに合格するために
「プロボクサーになるには、まずどうすればいいのか」
「どれくらい強くなれば合格できるのだろうか」
「どれくらいの期間で合格できるのか」
関連記事: ボクシングのプロテストに1年みっちり練習すれば受かるのか?
とプロボクサーに興味があり、実際にプロボクサーになりたい人のものさしになればいいですね。
僕のことを紹介しますと、3回の受験でようやくボクシングのC級プロライセンスに合格した
アラフォーのサラリーマンです。
仕事と並行しながら、プロテスト会場に3度も行きました。受験経験が豊富で、
どうすればプロテストに合格できるかを人一倍しぶとく悩んで、試行錯誤を繰り返したので
その点は詳しいです。落ちた原因や、対策などには
他のセンスある1発合格のボクサーに負けない自信があります。
目次
ボクシングのプロテストの受験資格
プロボクシングジムに入会しないとプロにはなれない
JPBA加盟のジムに入会し練習に励む
(ジムには、アマチュアのみでプロボクサーになれないところもありますので、プロボクサー
を目指すなら要確認です)
受験資格は17歳~34歳まで
(3年前には受験資格が32歳まででしたが、34歳まで引き上げられました)
関連記事: ボクシングのプロテスト受験の年齢引き上げ【33歳でプロライセンス取得】
健康診断
(コミッション・ドクターによる身体検査、CTスキャナーテスト、30歳
以上は MRIも必須)
指定病院がありますので事前確認を
(平日しか診察していないところが多いです。僕も土日で探しましたが、結局有休を取って大阪市内の富永医院で健康診断を受診しました)
プロ志望コースでボクサーを目指そう
一般会員のときよりも、みっちりと技術指導をしてもらえます。
基本毎日ジムに通うことが当たり前の世界です。
プロボクサーが練習している時間帯に行って、揉まれましょう。
ボクシングのプロテストの受験項目(筆記と実技)
プロテストには筆記と実技があります。
筆記試験 基本ルール
筆記はほぼ100%受かります。基本ルール、尊敬するボクサーなど書けとか言われます。
鉛筆と消しゴムを持っていくことを忘れずに。
内容の一部を紹介します。
「ボクシングにおける急所を5個挙げろ」
答えは、
アゴ、レバー、テンプル、ストマック、ハートですよね。
準備してないと、試験当日は、真っ白で書けないこともあると思います。
次は、反則技を名前と、説明を線で結ぶ問題です。
反則技は、サミング、ラビットブローとかでてきたと思います。
ジムから渡される過去問のテストを2、3日前にやるくらいでいいです。
全く筆記対策しないで、試験当日受けて、分からなくて焦ると心理的にもよくないので
当日焦らないように少しは問題に慣れることは必要です。
実技試験 スパーリング 2R
ボクシングの基本や、スタミナなどあるか、JBCが定めた基準を満たしてるかを総合的に判断して合否を決めます。
プロテストの実技の内容は1R2分30秒×2Rです。インターバルは1分。
通常の1R3分より短いから余裕であると過信はよくないです。
試験当日は雰囲気もあって普段の練習と違うので、長く感じる場合もあります。
スタミナ不足でバテて手数少なる選手も中にはいます。
相手のレベルなども関係しますが、バテると減点されると思います。
ボクシングのプロテストに合格するポイント【基本のワンツー、ディフェンス】
チェック項目に、ワンツー打てているかや、ディフェンスがしっかりできているか
重要視されています。
フック、アッパーの多用や変則パンチばかり打っていても受かりません。
慣れていないスパーリングのとき、本能的にフックを距離考えず振り回してしまいますよね。
そういう動きを出してしますと、技術レベルが低いと判断され、すぐ落とされます。
日ごろの練習で学んだ、基本のジャブ、ワンツーばかり打っていればいいです。
それがしっかり出せていれば合格できます。
しかし本番で、技術が習得できていないと、ジャブ、ワンツーが出ないです。
ディフェンス技術の基本の記事です。初心者でディフェンスに自信がない方は参考にしてもらえたらと思います。
ディフェンス技術が未熟だと、ガードが未熟なため序盤からジャブをこつこつもらい、そのあ
とのストレートをもらってしまい、テストに落ちる可能性が高いです。
ちゃんと出来ているならば、パーリング、ダッキング、バックステップでかわし、パンチを返すことです。
実際のテストは緊張しますので、普段のスパーリングよりも実力が出せないですが、それを見
込んでの普段からの練習がものを言います。
また攻撃よりもディフェンスがおろそかになりがちなので、普段からみっちりガードの技術を磨くことが大切です。
不合格原因、デフェンス未熟が2回、パンチ連打で突進するだけが1回という経験がある僕な
ので説得力があると思いませんか。
センスある若い選手は一発合格も多いですが、僕のような経験を持っていると、落ちる人の気
持ちが良くわかるので、役に立つ情報を公開し、合格してもらいたいです。
先ほども言いましたがワンツー重要すぎます。
プロテストでフック多用はNGです。
ワンツーの習得は簡単に見えて一番難しいです。
強いボクサーはワンツーは必ずうまいと言っても過言ではありません。
これはジャブの記事です。基本的かつ重要な内容が書いてあります。
ストレートの理論の内容記事です。
最初のワンツー見ればレベルが分かるくらいですね。
本番の短い時間(トータル5分)しか見てもらえないためそれを見据えて普段の練習で目的意
識を持ちトレーニングに励みましょう。
後冷静さが失われる可能性があるため、当日はフリースペースで順番がくるまで、軽く動きな
がらイメージトレーニングをするとおすすめです。
順番が来るまでひたすらシャドーボクシングでイメージトレーニング、ジャブの出し方、左に
回る、ガードの確認をしていました。
そうするとイメージ通りになり、気づいたらKOしていました。冷静で、力入れていないのに
相手が倒れました。イメトレ、メンタルトレーニングも大切ですね。またこの内容の記事も公
開したいと思います。
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