ボクシングは格闘技であり、スポーツでもあるので、ルールが決められています。
ボクシングジムで教えてもらわない限り、なかなかルールを知らないことがあります。
ボクシングのルールを抑えて、試合観戦でも反則を見抜いたり、実際に試合やスパーリングでもクリーンに行えるように知識を身につけておきましょう。
目次
ボクシングの反則とは
ベルトライン以下への攻撃は反則(ローブロー)
偶然当たることも多いが、ベルトライン以下への攻撃は反則です。
初回などは注意で済むことも多いですが、繰り返す場合は減点となります。
ローブローでダメージが回復しない場合は試合中断という悲しい結果となることもあります。
ダウン前後への攻撃
ダウン後、ダウン中、またはダウンから立ち上がりつつある相手に攻撃することは反則になります。
「当たり前だろ!」って思う方も多いですが、案外興奮状態のときはやりがちです。
また、体勢も崩れているときの攻撃は大変危険で、ダメージも倍増します。
過剰なクリンチやホールド
これは、故意に体を相手に密着させたり、カバーリングアップを続けることです。
※カバーリングアップ:体を丸め、両手を突き出して相手の攻撃を避ける行為
これは世界戦でも、ダメージをもらってしまった選手が執拗に体を密着させて攻撃をもらわないようにしているシーンはよくあります。
試合的にもしらけるので、やめてほしいですよね。
バッティング
これは近い距離や飛び込んだときに頭が相手に当たってしまう反則です。
これも、偶然でよく起こりますし、悪い選手が出てこられないようにわざと当てるようにする選手もいます。
これもわざとやっている選手はブーイングものですね。
サミング
グローブの親指の部分で、相手の目を突く行為。これはプロテストの筆記試験で頻出の項目です。
ラビットブロー
故意に後頭部をパンチする行為も反則。
これもボクシングのプロボクシングでは頻出項目。
ラビットブローと聞いて、うさぎは後頭部ばかり狙うパンチを打つのかと思っていましたが違います。
由来は、こちらがうさぎを仕留めるときに後頭部をパンチすることから来ているそうです。
これは、相手との距離の探り合い時には当然後頭部は打てないですよね。
クリンチなどしているときに、上からフックを返しているときに、当たりがちで危険なパンチとされています。
バックアンドブロー
キックボクシング、総合格闘技で体を一回転させてパンチを打つ行為はボクシングでは反則です。
那須川選手、昔でいうと須藤元気選手もよく使っていましたね。
ムエタイでも、一回転してパンチや肘打ちする方法は、しっかり技としてあるので、ボクシングとのルールの違いを理解しておいてくださいね。
その他の反則
・パンチを受けていないのに、故意にダウンすること
・試合中、声を発したり、レフェリーに対して侮辱的、攻撃的な言語を使うこと
・コーナーマット、ロープに相手を抑えつけること
※引用:日本ボクシングコミッションルールより
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